1: 煮卵 ★
「隠れ冷え性男子」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
「男性は暑がり」というイメージが根強い一方で、夏や気温の高い時期に、冷房などによる「冷え」に悩む男性も少なくないという。
■男性は「冷え」を自覚しにくい? “現代ならでは”の体温調節の乱れと対策
今回「隠れ冷え性男子」の存在に注目するきっかけとなったのは、ビジネスウエアを展開する青山商事が実施した「夏場のオフィス環境における意識調査」だ。
同社の調査によると、男性の5人に1人(20.4%)が「空調が効きすぎて寒く感じることがよくある」と回答。その一方で、寒さを感じている男性の28.6%が「特に何も対策をしていない」と答えていることも明らかになった。
もちろん、職場で「冷房が弱すぎて暑い」と感じている男性も30.8%存在する。体感温度の差は、男女の間だけでなく、男性同士の間でも生じているのだ。
この調査について、医師の前田俊恒さんは次のように分析する。
「『男性は暑がりで冷えとは無縁』という従来の固定観念を覆す、非常に現場の実態に即した結果だと感じています。人が暑い・寒いと感じる程度は、性別だけで決まるものではありません。
筋肉量や体格、年齢、運動習慣、その日の体調、服装、さらにはオフィスの座席位置やエアコンの風が直接当たるかどうかなど、さまざまな条件によって体感温度は大きく変わるのです」
また、男性と女性では「冷え方」にも違いがあり、男性は自身の冷えを自覚しにくい傾向にあるという。
「男性の場合、筋肉量自体は女性より多いものの、内臓脂肪型肥満による微小循環の低下、過度なアルコール摂取や脂っこい食事、仕事のストレスによる交感神経優位などが冷えの引き金になります。
手足が温かくても内臓や腰回りが冷えている『内臓型冷え(隠れ冷え)』が多く、本人が冷えとして自覚しにくい傾向があります」
「夏の冷えで特徴的なのは、外は非常に暑いのに、オフィスや電車、商業施設などに入ると急に涼しくなることです。私たちの体には、主に自律神経のはたらきによって体温を一定に保とうとする仕組みがありますが、暑い屋外と冷房の効いた室内を行き来すると、体温調節の負担が大きくなり、手足の冷えやだるさ、首や肩の凝り、筋肉のこわばりなどの不調を感じることもあります」
【見落としやすい「隠れ冷え」の要因】
・汗をかいた状態で冷房の効いた場所に入る。
・エアコンの風が首・肩・背中・足元などに直接当たり続ける。
・デスクワークや運動不足で体を動かさない
・冷たい飲料やアルコールの過剰摂取
また、クールビズの定着も、男性の冷えを招く要因の一つだという。
「ノーネクタイ・半袖シャツが定着した結果、外気には適した服装である一方、冷房の効いた室内では無防備な状態になっています。『男性がカーディガンやひざ掛けを使う』という意識づけが遅れていたことも、冷えの一因と考えられます」(前田医師)
冷えを感じた場合は、薄手の羽織りものなどで体温を調節し、冷風を直接受けないようにすることが基本。
また筋肉を動かすことが血流を促すことにもつながるため、30~60分に一度を目安に立つ・歩く・肩を回す・足首を動かすなど“長時間同じ姿勢を避けること”も大切だという。
「今回の青山商事による調査は、これまで表面化しにくかった男性の『寒いけれど我慢している』という潜在的な状況を可視化した点でも興味深いと思います。 『男性だからこれくらい我慢しよう』と考える必要はありません。適切な暑さ対策と冷え対策の両立こそが、これからのビジネスパーソンにとって重要な健康管理です」(前田医師)
■「寒い」と言えない男性たち――アパレル現場で見えてきた“隠れ冷え性男子”
(略)
「デスクワークのお客様からは、『長時間座っていると、足元や首回りが冷えて仕事に集中できない』という声や、クールビズスタイルにされた方からも『半袖シャツにしたら袖がなくて肘や腕が冷えて辛い』といった声を聞くことがよくありました。
こうした声は、特に20代~30代の若い世代のお客様を中心に多く上がっており、オフィスで何かしらの防寒対策を必要とされている方が実はたくさんいらっしゃると感じていました」(村上さん)
「男性は暑がり」というイメージが根強い一方で、夏や気温の高い時期に、冷房などによる「冷え」に悩む男性も少なくないという。
■男性は「冷え」を自覚しにくい? “現代ならでは”の体温調節の乱れと対策
今回「隠れ冷え性男子」の存在に注目するきっかけとなったのは、ビジネスウエアを展開する青山商事が実施した「夏場のオフィス環境における意識調査」だ。
同社の調査によると、男性の5人に1人(20.4%)が「空調が効きすぎて寒く感じることがよくある」と回答。その一方で、寒さを感じている男性の28.6%が「特に何も対策をしていない」と答えていることも明らかになった。
もちろん、職場で「冷房が弱すぎて暑い」と感じている男性も30.8%存在する。体感温度の差は、男女の間だけでなく、男性同士の間でも生じているのだ。
この調査について、医師の前田俊恒さんは次のように分析する。
「『男性は暑がりで冷えとは無縁』という従来の固定観念を覆す、非常に現場の実態に即した結果だと感じています。人が暑い・寒いと感じる程度は、性別だけで決まるものではありません。
筋肉量や体格、年齢、運動習慣、その日の体調、服装、さらにはオフィスの座席位置やエアコンの風が直接当たるかどうかなど、さまざまな条件によって体感温度は大きく変わるのです」
また、男性と女性では「冷え方」にも違いがあり、男性は自身の冷えを自覚しにくい傾向にあるという。
「男性の場合、筋肉量自体は女性より多いものの、内臓脂肪型肥満による微小循環の低下、過度なアルコール摂取や脂っこい食事、仕事のストレスによる交感神経優位などが冷えの引き金になります。
手足が温かくても内臓や腰回りが冷えている『内臓型冷え(隠れ冷え)』が多く、本人が冷えとして自覚しにくい傾向があります」
「夏の冷えで特徴的なのは、外は非常に暑いのに、オフィスや電車、商業施設などに入ると急に涼しくなることです。私たちの体には、主に自律神経のはたらきによって体温を一定に保とうとする仕組みがありますが、暑い屋外と冷房の効いた室内を行き来すると、体温調節の負担が大きくなり、手足の冷えやだるさ、首や肩の凝り、筋肉のこわばりなどの不調を感じることもあります」
【見落としやすい「隠れ冷え」の要因】
・汗をかいた状態で冷房の効いた場所に入る。
・エアコンの風が首・肩・背中・足元などに直接当たり続ける。
・デスクワークや運動不足で体を動かさない
・冷たい飲料やアルコールの過剰摂取
また、クールビズの定着も、男性の冷えを招く要因の一つだという。
「ノーネクタイ・半袖シャツが定着した結果、外気には適した服装である一方、冷房の効いた室内では無防備な状態になっています。『男性がカーディガンやひざ掛けを使う』という意識づけが遅れていたことも、冷えの一因と考えられます」(前田医師)
冷えを感じた場合は、薄手の羽織りものなどで体温を調節し、冷風を直接受けないようにすることが基本。
また筋肉を動かすことが血流を促すことにもつながるため、30~60分に一度を目安に立つ・歩く・肩を回す・足首を動かすなど“長時間同じ姿勢を避けること”も大切だという。
「今回の青山商事による調査は、これまで表面化しにくかった男性の『寒いけれど我慢している』という潜在的な状況を可視化した点でも興味深いと思います。 『男性だからこれくらい我慢しよう』と考える必要はありません。適切な暑さ対策と冷え対策の両立こそが、これからのビジネスパーソンにとって重要な健康管理です」(前田医師)
■「寒い」と言えない男性たち――アパレル現場で見えてきた“隠れ冷え性男子”
(略)
「デスクワークのお客様からは、『長時間座っていると、足元や首回りが冷えて仕事に集中できない』という声や、クールビズスタイルにされた方からも『半袖シャツにしたら袖がなくて肘や腕が冷えて辛い』といった声を聞くことがよくありました。
こうした声は、特に20代~30代の若い世代のお客様を中心に多く上がっており、オフィスで何かしらの防寒対策を必要とされている方が実はたくさんいらっしゃると感じていました」(村上さん)
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