<私立中学に子どもを通わせている家庭の年収中央値は1100万円超で、600万円以下の割合は13%しかない>
世帯間の収入格差の拡大が子どもの教育にも影を落としている photoAC
東京大学の学生の出身高校を見ると、44%が私立の中高一貫校となっている(「東大学生生活実態調査」2023年度)。中学生に占める私立生徒の割合は8%ほどなので、私立中高一貫校の生徒の割合はこれよりも少し低く見積もって5%程度とみていいだろう。
同世代の5%程度しかいない私立中高一貫校出身者によって、東大生の44%が占められている。私立校、とりわけ中高一貫の私立に入ることが、東大のような有力大学に入るに当たって有利になる。多額の費用負担を厭わず、わが子を早いうちから私立に入れようと考える親もいるわけだ。最近では、こういう考えが中間層の家庭まで広がりつつある。