361:
学生時代のしょぼい話を聞いてください。
19歳の私は学内のコンパで知り合ったひとつ年下の男と付き合い始めた。
彼は一見普通そうに見えたもののこの男(実家住まい)の母親が控えめに言って相当なアホ。
二度デートして付き合うことにした三日後に「大事な息子が!年上の女にだまされてる!今すぐつれて来い!!」と大暴走して挨拶に行かされるはめになった。
一週間後に場をセッティングされ、会ったなり上から下までジロジロと嘗め回すように私を見て「地味だね」とケチをつけ、
手土産のチーズケーキを「ありがとう、でもこれキライなんだけどね」と激しいジャブ。
22のときに産んだ子だと聞いていたから当時40歳だったわけだけどハタチにもなっていない私に若さで張り合ってくるアホぶり。
自分の周りの40代女性(親戚か習い事の師匠しかいなかったけど)は落ち着いた大人の女性ばかりだったので
客が来るとわかっているはずなのにTVがつけっぱなしで、むきだしで傷だらけのCDを積み上げたタワー(複数)を前に
キンキン高い作り声で「そーゆーの、チョーキライなんやぁ」っていう彼の母には驚愕した。
19歳の私は学内のコンパで知り合ったひとつ年下の男と付き合い始めた。
彼は一見普通そうに見えたもののこの男(実家住まい)の母親が控えめに言って相当なアホ。
二度デートして付き合うことにした三日後に「大事な息子が!年上の女にだまされてる!今すぐつれて来い!!」と大暴走して挨拶に行かされるはめになった。
一週間後に場をセッティングされ、会ったなり上から下までジロジロと嘗め回すように私を見て「地味だね」とケチをつけ、
手土産のチーズケーキを「ありがとう、でもこれキライなんだけどね」と激しいジャブ。
22のときに産んだ子だと聞いていたから当時40歳だったわけだけどハタチにもなっていない私に若さで張り合ってくるアホぶり。
自分の周りの40代女性(親戚か習い事の師匠しかいなかったけど)は落ち着いた大人の女性ばかりだったので
客が来るとわかっているはずなのにTVがつけっぱなしで、むきだしで傷だらけのCDを積み上げたタワー(複数)を前に
キンキン高い作り声で「そーゆーの、チョーキライなんやぁ」っていう彼の母には驚愕した。
362:
当時の私は「年上(目上)の人が言うことには基本的に『はい』とそれに付随すること以外、言ってはいけない」という価値観で育っていた為
彼の母に違和感を覚えつつあたりさわりなく彼との付き合いを続けていた。
しかし、彼の母はこちらへ来い来いとしょっちゅう私を彼の家へ呼び出して家デートをさせ、彼と私を二人きりにはさせずに監視するようになった。
値踏みの視線もよく感じた。新しいアクセサリーとかバッグとか服とか、彼より先に彼の母が気づく。
仕舞いに根掘り葉掘り、私が通っている美容院から使っている化粧品、最終的には仕送りの額まで事細かに聞いてきた。
そして同じ化粧品カウンターで同じ美容部員さんを指名、20代用の化粧水や乳液をフルで購入。同じシャンプーも揃えて息子である彼氏に「お母さんエエ匂いやろ?私子ちゃんと同じやな!匂ってもエェで!」と迫る。
なんかおかしいぞと思っていた時、彼氏が私の父が医者だということを彼の母にバラしていたことがわかった。
慎重に関係を構築していたつもりだったのに脱力した。
それがはっきりしてからの彼母はより私を目の敵にするようになった。
彼の母に違和感を覚えつつあたりさわりなく彼との付き合いを続けていた。
しかし、彼の母はこちらへ来い来いとしょっちゅう私を彼の家へ呼び出して家デートをさせ、彼と私を二人きりにはさせずに監視するようになった。
値踏みの視線もよく感じた。新しいアクセサリーとかバッグとか服とか、彼より先に彼の母が気づく。
仕舞いに根掘り葉掘り、私が通っている美容院から使っている化粧品、最終的には仕送りの額まで事細かに聞いてきた。
そして同じ化粧品カウンターで同じ美容部員さんを指名、20代用の化粧水や乳液をフルで購入。同じシャンプーも揃えて息子である彼氏に「お母さんエエ匂いやろ?私子ちゃんと同じやな!匂ってもエェで!」と迫る。
なんかおかしいぞと思っていた時、彼氏が私の父が医者だということを彼の母にバラしていたことがわかった。
慎重に関係を構築していたつもりだったのに脱力した。
それがはっきりしてからの彼母はより私を目の敵にするようになった。
363:
「私子ちゃんにはわからんかもしれんけど、普通のおうちではこうなんやでー」
「私子ちゃんのおうちはもっとえぇもん食べてるかも知れんけどこれがうちらの精一杯なんやぁ」
「何でも買ってもらえて綺麗にしてられてえぇなぁ、私は若くで結婚してずぅっと子育てで青春なんかなんもないわ」
そこまでされてようやく私は、この人たちと将来家庭を築くことは無理なのではないかと唐突に気づいた。
汚部屋で寝っ転がってTVを見ながらおせんべいバリバリ食べて解決熟女を見るのと他人の噂をすることだけが人生の楽しみの大部分になっちゃうんだ、
彼と結婚したらそういう人を『義母です』ってどこにでも紹介しなくちゃいけないんだとそのとき初めて思い至ってゾッとした。
一度付き合ったらよほどのことが無い限り結婚するものかと思っていた自分も相当な馬鹿だ。
「私子ちゃんのおうちはもっとえぇもん食べてるかも知れんけどこれがうちらの精一杯なんやぁ」
「何でも買ってもらえて綺麗にしてられてえぇなぁ、私は若くで結婚してずぅっと子育てで青春なんかなんもないわ」
そこまでされてようやく私は、この人たちと将来家庭を築くことは無理なのではないかと唐突に気づいた。
汚部屋で寝っ転がってTVを見ながらおせんべいバリバリ食べて解決熟女を見るのと他人の噂をすることだけが人生の楽しみの大部分になっちゃうんだ、
彼と結婚したらそういう人を『義母です』ってどこにでも紹介しなくちゃいけないんだとそのとき初めて思い至ってゾッとした。
一度付き合ったらよほどのことが無い限り結婚するものかと思っていた自分も相当な馬鹿だ。