【ジュネーブ=船越翔】スイスで14日、人口を1000万人までに制限することの是非を問う国民投票が行われる。人口制限を提案した最大政党で右派の「国民党」は外国人労働者など移民急増で住宅不足や交通渋滞などが深刻化したと主張する。反対派は人口制限は有能な技術者や働き手を減少させ、産業競争力に悪影響を与えると訴えており、賛否が割れている。
スイス当局によると、2000年に約720万人だったスイスの人口は現在、約910万人となった。早ければ35年にも1000万人に達するとの予測もある。
国民投票は50年まで人口を1000万人以下に制限するよう憲法改正を求めるものだ。950万人を超えた場合、外国人の居住申請の条件を厳格化。1000万人を超えたら人の自由な移動を認める欧州連合(EU)との協定を破棄するなどの措置を講じる。