ホンダは、ミニバン「オデッセイ」の国内での販売を年度内にも終了する方針を固めた。かつての人気車種だが、直近の販売台数はピーク時から9割以上減っていた。ホンダは新たな大型SUV(スポーツ用多目的車)を投入するなど、国内市場のラインアップの刷新を図る考えだ。

オデッセイは、狭山工場(埼玉県)の閉鎖に伴い、2021年末に国内生産を終了した。23年に中国の工場から輸入して国内販売を再開していたが、人気は芳しくなかった。

販売終了は、中国の工場の稼働を適正化させる狙いもある。ホンダは中国に計120万台の生産能力を持つが、25年度の生産台数は半分程度の約63万台にとどまった。工場の一部を今年7月に休止することも決めており、日本向けのオデッセイの生産をやめるなど体制を見直す。