高市早苗首相の台湾有事を巡る発言以降、冷え込んだ日中関係に改善の兆しが見えない。
招待を受けた超党派の議員団が中国共産党幹部と面会したが、具体的な成果は得られなかった。11月には中国でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開かれる。首相は習近平国家主席との首脳会談に意欲を示すが、実現するかは不透明だ。
「中国と建設的かつ安定的な関係を構築していく方針は一貫している。APECを楽しみにしている」。首相は7月27日の記者会見で、習氏に秋波を送った。だが、「高市政権の間は距離を置く方針」(日中外交筋)とされる中国側の反応は乏しい。