1. 銀行預金と国債金利の逆転現象

結論: 銀行預金よりも国債を保有する方が合理的である 。

理由:
信用リスクの観点から、国より銀行の方が破綻リスクが高いため、本来はリスクプレミアムが乗って預金金利の方が高くなるはずである。

しかし日本では同じ期間(2年物など)で比較した場合、国債金利の方が高くなっている 。

国債金利は国内外の自由な市場で決まるのに対し、銀行預金金利は極めて低く抑えられているためである 。

2. インフレ対策としての国債の種類

固定利付国債: 元本が変わらないため、インフレ耐性は低い 。

変動利付国債: 金利上昇に応じて受取利息(インカム)が増加するため、一定のインフレ対応が可能 。

物価連動国債(インフレ・インデックス・ボンド):

元本自体が物価(CPI)に連動して変動し、その元本に対してクーポンが支払われるため、実質金利としてインフレに負けない設計になっている 。

非常に有利な商品であるが、個人向けとしてはほとんど流通せず、金融機関が買い占めている 。

金融機関は低金利で預金を集め、物価連動国債等で運用して利ざや(サヤ)を抜いている構造がある 。

3. 国債の購入タイミング

結論: 「金利上昇を待つべきか」といった市場タイミングの予測は無意味であり、買いたい時に買えばよい 。

理由: マーケットの買い時を正確に予測することは不可能であり、そうした予想を語る言説に根拠はない 。