1: 2026/09/03(木) 07:58:46.22
「……実は、先月会社を辞めたんだ」



池上さんは箸を止めました。



「え? 辞めたって、なんでだよ」



驚く池上さんに、白石さんは20年以上前から続けていた高配当株や投資信託の積立で、資産が4,500万円に達したことを打ち明けました。白石さんが投資をしていることは、池上さんも昔聞いたことがありました。しかし、「俺はよくわからない」と返したからか、ほとんど会話に出てくることもなかったのです。



「いわゆるFIREってやつだ。子どもも独立したし、今は奥さんと2人暮らしだから、何とかなると思ってな」



FIREとは「経済的自立と早期リタイア」を指す言葉。仕事を辞めたり、あるいは少し減らすなどして、資産の運用益を使って暮らす生き方です。



「年間300万円くらいで生活費を抑えて、貯めた資産から出していく計算なんだ。まあ、毎年資産の7%くらいを取り崩していく感じかな。贅沢はできないけれど、仕事のストレスから解放されたいんだ。まぁ、運用利回りはもっと上を目指しているし、もし厳しくなれば生活費をもっと落とそうと思ってる」



淡々と語る白石さんを前に、池上さんは言葉を失いました。そして、「老後が不安だ」と2人で交わしてきた会話が次々とよみがえってきたのです。



「こいつは、ずっと自分は大丈夫だと思いながら、俺との話に付き合っていたのか? これまでの時間はなんだったんだ」――。“退職おめでとう”とは、とても言えませんでした。
3: 2026/09/03(木) 08:00:38.44
>>1

FIRE民へのただの嫉妬で草
4: 2026/09/03(木) 08:00:46.71
55歳っていうほどFIREか?