1:
サウジアラビアを世界で一番好きな国だと言う理由は、美しさがあふれているから。
その美しさは、前回のエッセイでも書いたように、砂漠の中にある自然の美しさやおもてなし文化にも表われている。
ただ、私が言いたい美しさとは、それだけではない。まずは、シンプルな意味での「きれい」ということだ。衛生面で、日本以上にきれいなのだ。
まず、トイレ! 海外旅行で最も気にすることの一つであるトイレ問題だが、サウジアラビアのトイレは、驚くほどにきれい!!! 臭くない。むしろ、いい香り! 水滴一つない! 日本のトイレよりきれい。きれいすぎる。
それもそのはず、観光地の公共トイレや空港トイレには、それぞれにつき一人、清掃員が常駐していた。一人が利用したら、その都度、清掃員が便座を掃除し、床もモップがけする。手を洗えば、周りに飛んだ水しぶきを全て拭いていくのだ。
アルウラのオールドタウンという観光地でも、公共トイレに必ず一人、清掃員が常駐していた。乗り換えに利用したジェッダの空港でも、24時間、どんなに人通りの少ない場所のトイレでも、清掃員が常にいた。清掃にこれだけ人もお金もかけられるなんて贅沢だな、と思った。 サウジアラビアのトイレは、本当にどこもきれい。私が滞在中に行ったトイレで、汚かったり臭かったりするトイレは一切なかった。清掃員が常駐していることで、衛生面でも防犯面でも、安心感につながった。
たまたまかもしれないし、観光地という手入れされた場所だったからかもしれないが、これには驚いた。
海外でここまできれいなトイレは初めてだった。
その美しさは、前回のエッセイでも書いたように、砂漠の中にある自然の美しさやおもてなし文化にも表われている。
ただ、私が言いたい美しさとは、それだけではない。まずは、シンプルな意味での「きれい」ということだ。衛生面で、日本以上にきれいなのだ。
まず、トイレ! 海外旅行で最も気にすることの一つであるトイレ問題だが、サウジアラビアのトイレは、驚くほどにきれい!!! 臭くない。むしろ、いい香り! 水滴一つない! 日本のトイレよりきれい。きれいすぎる。
それもそのはず、観光地の公共トイレや空港トイレには、それぞれにつき一人、清掃員が常駐していた。一人が利用したら、その都度、清掃員が便座を掃除し、床もモップがけする。手を洗えば、周りに飛んだ水しぶきを全て拭いていくのだ。
アルウラのオールドタウンという観光地でも、公共トイレに必ず一人、清掃員が常駐していた。乗り換えに利用したジェッダの空港でも、24時間、どんなに人通りの少ない場所のトイレでも、清掃員が常にいた。清掃にこれだけ人もお金もかけられるなんて贅沢だな、と思った。 サウジアラビアのトイレは、本当にどこもきれい。私が滞在中に行ったトイレで、汚かったり臭かったりするトイレは一切なかった。清掃員が常駐していることで、衛生面でも防犯面でも、安心感につながった。
たまたまかもしれないし、観光地という手入れされた場所だったからかもしれないが、これには驚いた。
海外でここまできれいなトイレは初めてだった。
5:
海外旅行で気をつけることの一つ、スリ。ヨーロッパなどでは、グループによる犯行も横行し、巧みに貴重品を抜き取られる。距離感の近い人がいると「狙われているかも」と緊張感が走ることは間々ある。
ただサウジアラビアは、比較的スリが少なく、旅行者にとって治安の良い国とされている。
滞在中に、「スリされるかも」「狙われている」と感じることは一切なかった。
飲食店では、バッグを隣の椅子に置いて食事をする姿も見受けられた。不自然に距離を詰めてくる人もいないし、必要以上に周囲を警戒することもなかった。
普段の海外旅行では、どこか常に気を張っている自分がいる。
しかし、サウジアラビアでは、そうした緊張感から解放された。
サウジアラビアは、イスラム法の影響を強く受けた法制度を持ち、窃盗に対しても厳しい刑罰が定められている。スリが少ない理由が厳罰だけによるものなのかはわからない。人々の価値観や社会の仕組みなど、さまざまな要因があるのだろう。いずれにせよ、旅先で安心して過ごせるということは、何にも代えがたい魅力だ。
また、ぼったくりに遭うことがなかった、というのもサウジアラビアの好きなところだ。海外旅行では、観光客というだけで不当に高い金額を請求されることがある。
国や地域によって、値札のない店も多く、タクシーでのぼったくりも珍しくない。
現地の物価を知らない観光客にとって、提示された金額が適正なのか判断するのは難しい。買い物一つ、タクシーに乗るだけでも、騙されていないかと警戒しなければならないことがある。
しかし、サウジアラビアでは、そうした煩わしさを感じることがなかった。高級店などでは値札がないこともあったが、基本的には日本と同じように、商品に値段が明示されていた。観光客だからといって不当に高い金額を請求されることもなく、買い物や移動のたびに値段を疑う必要もなかった。
旅先で「騙されるかもしれない」という不安を抱かずに過ごせることが、これほど快適なのかと驚いた。
見知らぬ土地で、見知らぬ人を必要以上に疑わずにいられる。
そんな安心感も、私がサウジアラビアを好きになった理由の一つだ。
ただサウジアラビアは、比較的スリが少なく、旅行者にとって治安の良い国とされている。
滞在中に、「スリされるかも」「狙われている」と感じることは一切なかった。
飲食店では、バッグを隣の椅子に置いて食事をする姿も見受けられた。不自然に距離を詰めてくる人もいないし、必要以上に周囲を警戒することもなかった。
普段の海外旅行では、どこか常に気を張っている自分がいる。
しかし、サウジアラビアでは、そうした緊張感から解放された。
サウジアラビアは、イスラム法の影響を強く受けた法制度を持ち、窃盗に対しても厳しい刑罰が定められている。スリが少ない理由が厳罰だけによるものなのかはわからない。人々の価値観や社会の仕組みなど、さまざまな要因があるのだろう。いずれにせよ、旅先で安心して過ごせるということは、何にも代えがたい魅力だ。
また、ぼったくりに遭うことがなかった、というのもサウジアラビアの好きなところだ。海外旅行では、観光客というだけで不当に高い金額を請求されることがある。
国や地域によって、値札のない店も多く、タクシーでのぼったくりも珍しくない。
現地の物価を知らない観光客にとって、提示された金額が適正なのか判断するのは難しい。買い物一つ、タクシーに乗るだけでも、騙されていないかと警戒しなければならないことがある。
しかし、サウジアラビアでは、そうした煩わしさを感じることがなかった。高級店などでは値札がないこともあったが、基本的には日本と同じように、商品に値段が明示されていた。観光客だからといって不当に高い金額を請求されることもなく、買い物や移動のたびに値段を疑う必要もなかった。
旅先で「騙されるかもしれない」という不安を抱かずに過ごせることが、これほど快適なのかと驚いた。
見知らぬ土地で、見知らぬ人を必要以上に疑わずにいられる。
そんな安心感も、私がサウジアラビアを好きになった理由の一つだ。
6:
そして、何より感動したのが、女性である私が、夜、一人で街を歩いていても不安を感じなかったことだ。
外国人だから、女性だからといってジロジロと見られることもなければ、ナンパのような声掛けをされることもなかった。
日本では、電車に乗っているだけで男性から舐め回すような視線を向けられることがあるし、若い女性が一人で食事をしていたり、女性同士で遊んでいたりすると、ナンパされることも珍しくない。
しかし、サウジアラビアでは、イスラム教の教えや文化的な価値観から、男女の交流や人前での振る舞いには、日本とは異なる習慣がある。男女が人前で親密な様子を見せることは控えられる傾向があり、伝統的に男女が分かれて過ごす文化も根付いている。
実際に、私が訪れた場所では、家族で出かけていても男女に分かれて歩いたり、飲食店で別々の席に座ったりする姿を見かけた。また、イスラム教には、男性も女性も視線を慎むべきだという教えがある。
こうした価値観も、人との距離感に影響しているのかもしれない。
海外では、女性が一人で夜道を歩くことに危険が伴う国や地域も少なくないが、サウジアラビアでは、夜になっても女性が一人で街を歩いたり、女性同士で買い物や食事を楽しんだりする光景が広がっていた。
ただ一人の人間として安心して街を歩けるという心地よさに、心から感動した。
外国人だから、女性だからといってジロジロと見られることもなければ、ナンパのような声掛けをされることもなかった。
日本では、電車に乗っているだけで男性から舐め回すような視線を向けられることがあるし、若い女性が一人で食事をしていたり、女性同士で遊んでいたりすると、ナンパされることも珍しくない。
しかし、サウジアラビアでは、イスラム教の教えや文化的な価値観から、男女の交流や人前での振る舞いには、日本とは異なる習慣がある。男女が人前で親密な様子を見せることは控えられる傾向があり、伝統的に男女が分かれて過ごす文化も根付いている。
実際に、私が訪れた場所では、家族で出かけていても男女に分かれて歩いたり、飲食店で別々の席に座ったりする姿を見かけた。また、イスラム教には、男性も女性も視線を慎むべきだという教えがある。
こうした価値観も、人との距離感に影響しているのかもしれない。
海外では、女性が一人で夜道を歩くことに危険が伴う国や地域も少なくないが、サウジアラビアでは、夜になっても女性が一人で街を歩いたり、女性同士で買い物や食事を楽しんだりする光景が広がっていた。
ただ一人の人間として安心して街を歩けるという心地よさに、心から感動した。