平成29年春にあった「ポテチショック」をご記憶だろうか。北海道産ジャガイモの不作が響いてポテトチップスの販売停止が相次ぎ、品薄となったあの騒動である。ネットオークションで高値のポテチが取引されたことも話題を呼んだ。

日本は、ポテトチップスへの加工用に限って生鮮ジャガイモの輸入を認めている。国内産が不足したなら輸入を増やせばいいとの声が当時の米国にあり、1期目だったトランプ政権が対日圧力を強めないかと気をもんだことを思い出す。

実際には、新ジャガの収穫が始まると騒動は収束に向かい、懸念も杞憂(きゆう)で済んだ。もっとも、トランプ政権は3年後の令和2年に新たな動きをみせた。ポテチ用限定ではなく、スーパーなどに並ぶ一般流通用についても生鮮ジャガイモの輸入を認めるべきだという日本への要請である。