8日未明に愛知県で最大震度5強を観測した地震の影響で、県内ではけが人が出ている。
常滑市消防本部によると、50代の女性が地震直後、自宅内の階段で転倒し、病院に搬送された。右足首を骨折したという。また、豊田市消防本部によると、43歳の男性と88歳の女性が地震で自宅内で転倒し、頭を打った。2人とも病院に搬送されたが、意識はあり、軽傷という。
大府市によると、市内のアパートに住む20代外国人男性が、地震に驚いて2階の自室から飛び降り、右腰などを打つけがをしたという。
春日井市消防本部によると、80代の男性が地震で転倒し、市内の病院に搬送された。命に別条はないという。
救急搬送は11件
名古屋市消防本部によると、地震に関連した救急搬送は11件あった。20代~80代の男女6人が転倒したほか、ベッドからの転落や飲食店の階段での転倒、壁掛け時計の落下によるけがなどがあったという。
このほか、東浦町防災課によると、町内の一部地区で、8日午前2時半までに断水の通報が約10件寄せられたほか、マンホールから水が漏れているとの通報が1件あった。町は、水道管が破裂した可能性があるとみて、詳しい状況を確認している。
愛知県豊橋市では、輸入車ディーラーのショールームの窓ガラスの大部分が割れていた。地震の影響とみられ、ガラスが床面に散乱し、近くを通る人のけがを防ぐため、規制線が張られていた。
気象庁によると、震度5強を知多市で観測したほか、震度5弱を瀬戸市、半田市、刈谷市、豊田市、東海市、みよし市、東郷町、新城市で観測した。愛知県で震度5強を観測したのは、1997年3月以来、29年ぶりという。
運転見合わせや通行止めも
交通への影響では、JRが東海道線や中央線などの一部区間で、線路の確認のため始発から運転を見合わせている。いずれも午前8~9時の再開を見込む。名鉄もほとんどの路線で安全確認のため、始発から運転を見合わせた。
愛知県警高速隊によると、名古屋瀬戸道路、知多半島道路、南知多道路、知多横断道路、中部国際空港連絡道路の計5路線が、8日午前1時19分から上下線の全線で通行止めとなった。
愛知で29年ぶり震度5強 骨折などけが人複数、一部運転見合わせも
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