東北地方を中心にクマによる人身被害が相次ぐ中、大阪府内でも出没情報が増えている。今年度は6月末時点で、昨年同時期と比べて3倍の9件が確認されている(クマらしきものも含む)。他地域に比べれば少ないと油断は禁物。府も監視態勢の強化に本腰を入れ、府民に注意を呼び掛ける。危険は迫っているのか。
府北部に多いクマ
府北部に位置する豊能町の牧地区。6月12日昼、地区にある公民館の近くでツキノワグマの子どもとみられる1頭(体長約60センチ)が目撃された。
町によると、クマは公民館の西側の山に消えていった。職員や警察官、猟友会のメンバーが捜索したが分からぬまま。けが人はいなかったが、町は府や教育委員会、近隣のキャンプ場に出没情報を伝えて住民や観光客の安全確保に努めた。