7月17日の東京株式市場で、半導体メーカーのキオクシアHDはストップ安となる前日比1万円(16%)安の5万2110円まで下げた。終値ベースでの最高値10万8700円からの下落率は52%になる。時価総額は約30兆円消失した。
AI需要の急拡大を背景とした米ハイパースケーラー(大手クラウド運営業者)によるデータセンターへの巨額投資でメモリー半導体の価格が高騰し、同社の業績が急拡大。これを受けて株価は急騰し、6月には一時国内の株式時価総額トップになった。
その過程で信用買い残が積み上がってきたため、ポジションの手じまいによる株価下落が警戒されていた。加えて、米投資ファンドのベインキャピタルが保有株を全て売却したことが、半導体の市況や株価が転換点を迎えたことを示すと受け止める向きもあった。