◆ コーヒーが直面している「2050年問題」
現在、コーヒーは「2050年問題」と呼ばれる課題に直面している。世界で生産されるコーヒーの約6割を占めるアラビカ種は、
冷涼な気候や標高の高い土地を好む品種。しかし、地球温暖化をはじめとする気候変動の影響で、
こうした条件を満たす土地が年々減少しており、2050年には栽培に適した地域が半減する可能性があるといわれている。
こうした状況を受け、これまで高温多湿に強いロブスタ種の生産が中心だったベトナムでは、アラビカ種の栽培に
挑戦する動きが見られるようになった。ほかにも品種改良や栽培技術の進歩、病気に強い品種の研究や、
日陰を利用した栽培方法など、さまざまな工夫が重ねられている。