JR西日本は4日、利用者が極めて少ないローカル線の経営状況を公表した。2023~25年度平均の営業収支は、対象の19路線32線区全てで赤字となり、赤字額の合計は約280億円に上った。人件費や保守費用が膨らみ、赤字幅は昨年公表した22~24年度平均から約13億円拡大した。
25年度の輸送密度(1キロ・メートルあたりの1日の平均利用者数)が、2000人未満の区間を集計した。対象となった32線区の営業距離は計約1452キロ・メートルで、JR西管内の在来線の4割弱を占めた。
収支が最も厳しかったのは芸備線の東城(広島県)―備後落合(同)で、100円の収入を得るのに必要な費用を示す「営業係数」は9260円に達した。次いで姫新線の中国勝山(岡山県)―新見(同)が厳しく、営業係数は5266円だった。